今月は人権教育月間です。
各学年では、その発達段階に応じて、人権感覚や相手意識を醸成する授業を展開しています。
本日は、人権講演会を開催しました。
講師は、元長野盲学校教諭、現在、長野市にある「くらし三療院」の院長である鍼灸師の木暮恒男さんでした。
木暮さんは、中2のときに光を失ってしまわれたそうです。
それ以来、障がいを賢明に乗り越えてこられたのでしょう。
53歳の時の盲導犬との出会いをきっかけに、杖の生活から普通に歩く生活になり、はじめは一時間で足が痛くなっていたそうです。
しかし、だんだんと長く早く歩けるようになり、55歳の時には長野マラソンに挑戦するまでになられたそうです。現在も様々なマラソン大会や駅伝に参加され、素晴らしい成績を収めています。
木暮さんの「見えなくても、できることはいっぱいある」との言葉から、「私たち自身も、様々な可能性がある」との勇気や元気をいただきました。
盲導犬のロンくんも、木暮さんのパートナーとして、しっかりの自分の役目をこなしていました。盲導犬のスキルってすごいなあと感心しました。
人権教育月間中に学んだことが、これからに生活の中で少しずつ子どもたちの心の中で花開いていくといいなあと思います。