毎週末、各種目の中体連の新人戦が開催されています。
近年の信濃小中の部活動の悩みは人員不足です。
各大会の度に、人数が足らない部活動は他校と合同チームを結成したり、人数の多い学校から選手を借りたりして、大会に参加してきました。
その都度、合同になる学校が違ったり、とても遠い学校と合同したことで、練習が十分にできなかったりしていました。
そこで、夏の大会後、この新人戦に向けて「信濃小中・飯綱中の合同部活動」をスタートさせました。
隣町にある飯綱中学校でも、同様の悩みを抱えていたことから、両校の思惑や将来的な部活動あり方を考え、合同部活動を行おうと決まってきました。
この発足にあたっては、両町の教育委員会・体育協会、長野県教育委員会のスポーツ課、両校のPTA等で組織した「北部広域・鳥居川水系中学校部活動検討委員会」において協議をしてきました。
そして、この新人戦から、野球部、サッカー部、女子バレー部が合同チームで参加しています。
一昨日・昨日と、長野上水内新人戦の女子バレーの試合の応援に行きました。
飯綱中学校4名、信濃小中3名の7名の合同チームで参加していました。指導する顧問も両校の先生です。
バレーは6名でプレーするために、ギリギリの人数での参加でしたが、なんと「飯綱・信濃合同女子バレー部」が大躍動をし大活躍をしたのです。
10月末に行われた長野上水内の市長杯で優勝したときには、その力をどう評価していいのか分かりませんでしたが、今回見てみると、両校の選手がとても良く融合して素晴らしいチームになっていました。
結果はフルセットの熱戦の末の準優勝。
選手が願っていた優勝にはほんの少し手が届きませんでしたが、見事な結果であると共に今後につながる結果だと思います。
お互い単独校では参加できなかった大会に「飯綱・信濃合同チーム」として参加できたことで、大好きなバレーボールを思いっきりして、みんな輝いていました。
小規模校同士の合同部活動のあり方について、信濃小中と飯綱中学校の取組は全県から注目を浴びています。
信濃小中では、飯綱中学校と共に、これからも子どもたちが自分の好きな種目に取り組めるような部活動のあり方を検討していきます。
応援よろしくお願いします。